防災関連施設を県外調査

 私の所属する県議会総務防災常任委員会は、10月26日から28日まで2泊3日の日程で、兵庫、奈良、京都、大阪の4府県へ県外調査に行ってまいりました。県外視察や県外調査と言うと、一般の皆さんは何やら物見遊山と誤解される方もいらっしゃるかと思いますが、とんでもありません、3日間とも時間に追われながら予定通りしっかりと調査・研究してまいりましたので、その概要をご報告いたします。

 まず1日目は、東京駅に9時40分に集合し、新幹線で新神戸駅に到着したのが午後1時ごろ。バスに乗り換えて兵庫県三木市にある防災科学技術研究所の兵庫耐震工学研究センターを訪問しました。ここでの調査目的は、震災対策についてです。平成7年(1995)の阪神・淡路大震災で、ビルや木造家屋、橋、道路、港湾などに甚大な被害が生じたことから、これを契機にそれまでの構造物の耐震性の評価方法を見直す必要性が指摘されました。

 そこで、平成17年から研究が始まり、同研究センターの「実大二次元振動破壊実験施設(Eディフェンス)」という施設が建設され、大規模で最先端の振動実験が行われています。我々はその状況をつぶさに視察してまいりました。

 2日目は奈良県の県立図書情報館で、歴史的・文化的公文書の収集保存と公開の在り方を視察し、午後には京都市伏見区へ移動し、調査のメインでもあった京都大学防災研究所宇治川オープンラボラトリーで水害対策について調査してまいりました。ここでは、施設を見学したほか水害実験の施設では、実物大のドア模型を使い、浸水時のドアの開閉の難しさを実際に体験もしてまいりました。また、流入した氾濫水の中で階段を上り下りする貴重な体験もさせてもらいました。

 3日目は、大阪市に移動し、市立阿倍野防災センターを訪問し、防災教育と啓発活動の在り方について、センター長から説明を受けた後、体験学習施設の起震装置で、震度7クラスの大規模地震を初めて体験しました。

 県議会の総務防災常任委員会としても、この調査結果と実際の体験を、今後の千葉県での防災・減災活動にしっかりと生かしていきたいと思っています。